子守唄「おねむりなさい」CDが・・・。

産経新聞のエッセイに7年前に出したCD[おねむりなさい」のことを書いたら、なんと、購入希望のマールが次々と入ったもです。すずしいいところにお出かけ中だったのですが、びっくりして急ぎ自宅に戻り、CDの送付をしました。

その方々の中に、一人だけ「住所を教えて」とメールを出したのですが、届かずに戻ってきた方がお一人いて、CDがおくれない方が・・・。ニューヨークにおられるお孫さんに持っていきたいとのこと。もし、このブログをご覧になったら、住所をお知らせくださいませ。

 

メールって、設定次第で、届いたり届かなかったり、迷惑メールになっちゃったりしますよね。

それがなかなかやっかいです。

ちなみに、CDは、とても喜んで頂けて、楽譜付きなので、歌ってますよ~、歌うだけでいやされていますよ~、とのご返事を頂き、私にはとてもハッピーな夏となって、元気が溢れてきました。

ちなみに、新聞に書いたエッセイは以下のようなものです。

 

 

 

ヨツモトユキさんのイラストです。毎かい挿画を書いていただいております。漫画も得意なイラストレーターさんです。産経新聞「家族がいてもいなくても」エッセイ、2017年8月17日
ヨツモトユキさんのイラストです。毎かい挿画を書いていただいております。漫画も得意なイラストレーターさんです。産経新聞「家族がいてもいなくても」エッセイ、2017年8月17日

「家族がいてもいなくても510

この夏は、ささやかだけれど、いいことがあった。

ニューヨークに暮らす日本女性からメールが届いたのだ。なんと私の作った「おねむりなさい」というタイトルのCDを購入したい、と言ってきたのだ。

しかも10枚も!5年前にこの子守唄を聞き、その温かなメロディに涙が止まらなかったなんてメールに書いてあった。それをずっと忘れられずにいて、ついにネットで探して見つけてくれたとか。

彼女はニューヨークで妊婦さんの支援をしていて、お母さんたちに聞かせたいというのだ。思わず、おおっ、と声をあげてしまった。ほんとうに嬉しかった。

というのもこのCDは七年前にNPOの人形劇団を立ち上げた時に作ったものだった。一緒に制作した資金稼ぎのTシャツや布バッグは売り切れたのに、一番情熱を注いでみんなで作ったこのCDは売れ残り、私がすべてを引き取った。

そもそも、この曲は人形劇の挿入歌で、「不眠症のお姫さま」を眠らせる魔法の歌。私が歌詞を書き、コーセイさんという一風変わった作曲家が優しくも甘~いメロディをつけた。

「夜空の星よりきらめくひとみ/マシュマロよりもやわらかなほっぺ/なんていとしいお姫さま・・・」

この歌を囁くように歌いながら、抱いて部屋の中をゆっくり歩くと,生まれて半年ほどだった孫娘はすーっと眠りについた。

それで「おねむり保証子守唄」なんてキャッチをつけた。

なにしろ、なかなか眠らない赤ん坊に苦労するお母さんが少なくない。CDで曲を覚え、わが子を愛しいと思って自分で歌ってほしいと、カラオケと楽譜までもつけた。当時は、お孫さん誕生祝いにと知人に渡したりしていたが、限界があった。

つまりは、こちらに販売能力がまったくなく、ほとんど更新もしないホームページに載せたまま、注文があるといいのになあ、とだけ長く思い続けていたのだ。

この夏、日本にホームスティ中の娘さんが購入しに来ると言うので、ワクワクして待ち、無事、CDを託すことができた。

というわけで、「不眠症のお姫様を眠らせる歌」が、これからニューヨークのどこかで流れると思うと、この私としてはとてもシアワセな気持ちになる。ちなみに、この子守唄で眠らせた孫娘は、すでに7歳となり小学生。今や布団に入ったとたんに眠りに落ちてしまうらしい。

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コメント: 1
  • #1

    関久美子 (土曜日, 08 6月 2019 01:34)

    本日初めて記事を読ませていただきました。ニューヨークのお母さんです。今も母乳で育てたいというお母さんにお手伝いをしています。子守唄の紹介でお話をさせていただきました。
    本当に素敵な子守唄ですね。