秋元紀子一人語りライブ、満員でした!」

パペミンシアターで語る秋元紀子さん
パペミンシアターで語る秋元紀子さん

土曜の午後です。

「昼からワイン」と称して、ワインを飲みながら、文学を聴きました。

のっけから「殺しちゃった夫を捨てに行く」詩の朗読に、会場がどよめいたり、「奥様の耳飾」の不思議な、でも意味深なフアンタジーに、気持ちがほや~んとしたり、夏目漱石の言葉の美しさに、やっぱり彼は文豪なのだと思ったり・・・。

 

私が、朝早く起きて仕込んだサングリア、女性たちに好評でうふふ、でした。

 

そして、圧巻が川上弘美の「百年」でした。

 

心中した男と女、女は死に、男は生き残り、そして、妻子の元に戻った男は87歳まで生きて死にますが、

成仏できずに浮遊して、男を待っていた女のもとには行かず、消滅してしまうのです。

百年待っても男は来ない、待っても、待っても、思いはどんどん濃くなって膨らんでいく、私、どうしよう、というお話です。

 

秋元紀子さんの声が、色っぽくて、あまくて、ちょっとどきどきしました。

 

二十数分? 声もなくと言う感じで、みな、じっと聴きいっておりました。

胸にしみて、二次会ではね、心の扉が開いてしまった人も、おりました。

私?  いえいえ、私じゃなくて。

 

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コメント: 1
  • #1

    秋元紀子 (金曜日, 12 9月 2014 20:43)

    またまた今年も機会をいただき、ありがとうございました。「男と女の物語」~で、死ぬの死なないの?このテーマは、私自身おもしろかったです。まず、お話を選ぶところから、楽しかったです。百年待ってた、夏目漱石「夢十夜」では、男は百年待たされ、川上弘美の「百年」では、女が待たされて・・・また機会を頂けましたら、まだまだこのテーマで探っていきたいと思います。どうぞ、またよろしくお願い致します。次回は、久田さんの心の扉、開けさせます!!(笑)